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IPv6はつながるのにIPv4がつながらない問題が解決しました

症状と解決方法について

先日、IPv6対応のwebサイト(googleやyoutube,NETFLIXなど)は閲覧できるのに、IPv4のみ対応しているサイト(yahooなど)が閲覧できない症状が発生してしまいました。


しかし、ルーターの設定をルーターモードからブリッジモードへ切り替えた後、ルータを再起動することで問題が解決しました。


もし、自宅にONU(光終端装置)がある場合は、ONUの型番で検索し、ONU自身にルーター機能が備わっているか確認してみてください。


もしONUにルーター機能が備わっている場合には、ルーターのモードをブリッジモードに変更することで、問題が解決する可能性が高いです。

なぜ不具合が生じたか

結論からいうと、ONU自身にルーター機能が備わっていることを知らずにwifiルーターをルーターモードで使用した結果、1つのネットワーク内に2つのルーターがある状態、いわゆる2重ルーターになってしまっていたことが原因でした。



光回線を引いている家庭であれば、おそらくどの家庭にもONU(光終端装置)と呼ばれる機械が設置されていると思います。


この機械は光コンセントと接続されていて、家の外からケーブルを伝ってやってきた光信号を電気信号に変換する機能を持っています。


しかし、このままでは光回線1つに対し、1台の機器しかインターネットに接続することができません。


そこで一般的には、ONUにルーターと呼ばれる機械を接続し、1つの光回線に対して多数の機器を接続できるようにします。


個人的なイメージとしては、ルーターは郵便局員さんのようなものであると考えています(もちろんこのイメージは正確ではありません)。


我々は普段郵便物などを送るとき、配送経路は郵便局員の方々にお任せしていますよね。


ルーターもそれと同じで、インターネットを使うとき、家の内から外へデータを送り出すうえで適切な経路を導き出してくれます。


さて、今回問題となったのは、これまで利用していたNECのwifiルーターだけでなく、ONU自身にもルーター機能が備わっていたといいうことです。


つまり、我が家のネットワークから外へ送られようとする1つの荷物に対して、2人の郵便局員がそれぞれ別々の配送ルートを指示してしまったために、現場が混乱し、荷物の配達が行えなかった、みたいな感じです。


そこで、NECの無線ルーターをルーターモードからブリッジモードに切り替えることで、無線ルーターが配送ルートを決めるのをやめさせます。


なお、ブリッジモードとは、ONUから送られてきた信号をただ無線で飛ばすだけのモードです。郵便局的に言えば、送られてきた荷物を右から左へ受け流すだけです。


こうすることで、ルータ機能を持ったONUのみが荷物の配送ルートを指示するようになり、現場は混乱せず、配送(通信)が行われるようになりました。

まとめ

IPv4のみつながらないという場合は2重ルーターの可能性を疑いましょう!